院長あいさつ

院長 齋藤 桂一

岩手病院は1942年(昭和17年)に傷痍軍人岩手療養所として発足し、戦後は国立岩手療養所に改称、結核医療の拠点として800床を有していました。
治療の進歩による結核患者さんの減少とともに、当院の役割は、重症心身障害、神経筋難病医療の政策医療へと変化し、1998年結核病床は廃止されました。 2004年の国立病院機構設立を経て、重症心身障害、神経筋難病医療の専門医療施設としての政策医療と、回復期リハビリテーションを中心とする地域医療を担ってきました。 2011年の東日本大震災では病院の建物と設備は大きな被害をうけ、2016年にようやく新病棟が完成しました。 6階建ての病棟は東北自動車道からも目に留まり、地下には免震構造も付いていて安心して入院していただける環境になりました。 当院を信頼し利用していただいている患者さん、ご家族の皆様のご理解とご協力、そして地域の医療、福祉、行政機関の皆様のご支援に、深く感謝いたします。
そして、困難なときも当院を支えて医療に貢献し、80年あまりの歴史をつないできた先輩の方々、職員の皆様に御礼を申し上げます。

当院は患者さんに安心と質の高い医療を提供し、岩手病院にかかって良かったと思っていただけるように、職員一同努力してまいります。 当院で診療する疾患には現在の医学では根治の難しい難病も多く、患者さんは疾患による障害とともに様々な精神的苦痛、社会的な問題に直面します。 疾患の治療はもとより、リハビリテーション、患者さんの心理面の支え、療養環境の整備、地域の医療、福祉機関との連携を含む包括的な取り組みが必要となります。 患者さんの思いを受け止め、患者さんを中心に知識と技術をもつ多職種が支えあうチーム医療を実践いたします。 また、医療行為が安全になされること、院内感染から守られること、虐待から守られることを含めて、患者さんの心身の安全が守られることです。 医療の現場では、日々新たな課題が発生します。職員の意識と技術を向上させるとともに、人間がもつ不完全さをカバーできるシステムの構築とそれを更新する努力をいたします。 効果的なチーム医療と医療安全は、職員間の思いやりと信頼に根差した良好なコミュニケーションがあってはじめて達成されます。 そのためには、職員一人一人が喜びとやりがいをもって仕事を行い、医療人として成長していける職場であることが大切です。 そして若い医療人を育てていきます。これらのことを継続していくために、病院の環境を整え、健全な経営の努力をいたします。

私は2022年4月に岩手病院副院長に着任し、2026年1月より院長を務めさせていただいております。 それ以前の20年あまりは岩手県立磐井病院で脳神経外科診療に携わっておりました。 当地域についてある程度は把握しているつもりではありますが、どうぞ暖かいご指導、ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます

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