0191-25-2221
生化学検査は、血液(血清)中の物質を化学的に分析する検査です。
血液中には蛋白や糖、酵素など様々な物質が含まれており、これらの物質は体の中に異常が生じると、量が増減します。異変の起きた臓器によって増減する物質は異なるため、これらの物質を調べることで病気の診断や臓器の異常の程度を知る手助けをしています。
また、モニタリングが必要な一部の薬(てんかんや喘息の発作予防薬等)の血中濃度も調べています。
成分分析は血液検体以外に、尿・髄液・胸水等の分析も行っています。
・採血してから検査結果が出るまで時間はどのくらいかかりますか?
→最短で25分程かかります。以下に工程を示します。
1:採血された血液がしっかり凝固するまで約10分静置します。 2:遠心機で遠心し、血清成分と血球成分に分ける。 3:測定装置で測定を行なう。約10分間かかります。 合計約25分 |
・なぜ、種類の違う採血管があるのですか?
→容器の中に入っている成分(抗凝固剤等)が異なるため、項目毎に採血管を変えています。
1:生化学用(凝固促進剤入り)
2:血糖用(解糖阻止のためのNaF入り)
3:血液算定用(抗凝固剤のEDTA-2K入り)
4:凝固・線溶検査用(抗凝固剤のクエン酸Na入り)