0191-25-2221
当院には,重度の知的障害と重度の身体障害が重複した重症心身障害児(者)の方々が入院されています。病棟は3病棟あり(150床)長期療養生活を送られています。
療育指導室は小児科に属し,療育指導室長(1名)・児童指導員(2名)・主任保育士(1名)・保育士(5名)で構成されています。
あすなろ病棟では,18歳未満の方に対する医療型障害児入所支援(児童福祉法)を指定発達支援医療機関として提供し,18歳以上の方に関しては,療養介護サービス(障害者総合支援法)を利用される方々に対して,病院の中の福祉職として療育指導室には児童指導員と保育士が配置されています。社会福祉学・教育学・心理学・保育学の領域から,個々の障がいに応じた発達支援・療育活動・コミュニケーション支援を中心に行っています。
その他,季節に応じた行事や相談支援,車いすや補助具に関する福祉サービス,ボランティア及び地域との交流作り,ソーシャルワーク,行政機関,福祉,教育などの諸関係機関との連携連絡なども行っており,利用者さんが安心に生活できるように取り組んでいます。
また,利用者さんがその人らしく生活できるよう個別性に配慮した「個別支援計画書」を作成するに辺り,個別性に基づいた福祉サービスをマネジメントするサービス管理責任者(療養介護),児童発達支援管理責任者(医療型障害児入所支援)も担っています。児童指導員・保育士の視点で利用者さんの想いをよく聞き,多職種間で本人やご家族の想いや要望に応えられるよう,職種間をつなぐ「橋渡し」としての役割を担うよう努めています。
当院では、「あすなろ療育園 療育に関する委員会」が組織され、病院全体で行事の企画運営に取り組んでいます。
・ハッピータイム(年12回)
・楽シアター(年10回)
・七夕会(7月)
・演奏会(10月)
・イルミネーション(11月〜2月)
・ミュージックケア(年9回)
・車るWeDance(年6回)
・看護部と連携し,安全・安心な療育活動の提供を図る
・リハビリテーション科と連携し,補装具や日常生活用具の充実を図る
・地域医療連携室と連携し,情報共有や情報提供を行う
・一関清明支援学校と連携し,就学環境を支援する
・指導室内で多角的な学習会を企画する
・国立総合医学会,研修会等へ積極的に参加する
・個別支援計画及び評価会議の充実を図る
・サービス提供記録を作成し,計画的に家族へ提示する
・障害者虐待防止法・障害者差別解消法の啓発のため,障害者虐待防止研修会を開催する
・安定した患者確保に向けて,行政及び関連機関等との情報共有や連携を図り,空床管理に繋げていく。また,計画的に施設訪問などを行う
・見学希望者に対して,先を見越した待機登録を促していく
・地域における重症心身障害児(者)や医療的ケア児の短期入所及び日中一時支援希望者の受入れを行う
・自立支援協議会へ積極的に参画していく
・ボランティアの受け入れ体制を整える
・社会資源の積極的活用など地域交流を図る